人は「良い汗」と「悪い汗」の2種類の汗をかくことを知っていますか?
良い汗というのは純粋な水に近くさらさらしているのが特徴です。
逆に悪い汗というのは、ミネラルや老廃物が排出され、粘り気のあるベトベトの汗です。
良い汗の特徴-さらさら、汗の粒が大きい、乾くのが早い、臭いの元になりづらい
悪い汗の特徴-ベトベト、汗の粒が小さい、乾くのが遅い、臭いの元になりやすい
なぜ、悪い汗は臭いが気になるのかというと、
ミネラルや老廃物が一緒に流れ出る大粒な汗だからです。
大粒な汗は蒸発しづらく、ミネラルや老廃物が一緒に流れ出ているため、菌が増殖し臭いにつながります。
悪い汗の原因
悪い汗をかいてしまう原因は、いくつもあります。
- 運動不足
- 食生活
- ストレス
- 生活習慣
原因はいくつもありますが、最大の原因は「汗腺の衰え」にあると言われています。
現代人は運動不足、食生活の乱れ、ストレスや生活環境などが原因で汗腺が衰え気味と言われています。
汗腺が衰えるとどうなる
汗腺が正常な状態だと全身にある汗腺から汗がでます。
汗腺は全身にあり、これが衰えてしまうと、全身から汗をかくことができず、一部分の汗腺に偏って汗が出てしまいます。
一部分から汗が出てしまう状態が悪い汗の原因となります。
一部分の汗腺に偏った汗をかいてしまうと、ミネラルの吸収率が悪く、汗腺が正常に機能していな状況です。
汗腺が正常に機能しない状態だと悪い汗が出てしまう原因となり、臭いの原因にもなります。
現代人は様々な原因によって、汗をかきづらくなっています。
汗をかかないと、「汗腺」が弱ってしまって、悪い汗をかきやすくなってしまいます。
悪い汗は、臭いの元となる汗なので、臭いのある汗をかきたくなければ、悪い汗を治す必要があります。
悪い汗を治すには
悪い汗の原因は「汗腺の衰え」で、衰えの原因は、「汗をかいていない」ことです。
熱いからと言って、エアコンの温度を下げすぎたり、面倒だから運動はしない、これでは汗をかく機会がなく汗腺の衰えにつながります。
汗腺の衰えは、汗をかいていないこと以外にも、
日々の食習慣や睡眠なども関わってくることです。
運動不足や食習慣を改善することが悪い汗を治すことにつながります。
悪い汗をかいてしまう原因
汗の臭いが気になるので、汗をかきたくない!このように思う人はたくさんいます。
しかし、汗をかかなければ、「汗腺」が弱くなって悪い汗をかきやすくなる。
汗をかけば、臭いが気になる。極端に汗をかかないことばかり気にしすぎると、悪循環になってしまいます。
ですから、「汗はかくものだ!」と開き直って、
運動不足の解消や生活習慣を改善して、
良い汗をかく環境を作り、改善していかなければなりません。
汗腺の衰えを改善するには
汗をかかなければ、汗腺は機能せず衰えていきます。
衰えた汗腺を通常に戻すには、運動が効果的だと考えられています。
運動することによって汗をかき、汗腺が活性化します。
汗腺を正常に機能させるには、
定期的に運動をして汗をかくことを心がけていくことです。
定期的に運動をすることが難しときには、
入浴をして汗をかくことで同等の効果があるといわれています。
42°~43°の熱いお湯では、体の芯まで温まらないので、
40°位のお湯で20分~30分、汗をかくまでゆっくり浸かるのが効果的とされています。