緊張や不安でかいてしまう汗の対策方法

大勢の前で話したり、大事な面接のときなど人前に出て緊張した時など汗をかいたことはありませんか?

私はこういう場面になると、顔や頭に凄い量の汗をかいてしまいます。

「あ、汗かいてる、みんなに見られてるな、と思えば思うほど、さらに汗をかいてしまい、いつも恥ずかしい思いをしてます。」

このように緊張や不安で汗をかいてしまうのは「精神性発汗」と言います。

精神性発汗でかく汗は「顔・頭・手の平・ワキ」などに集中します。

なぜ、緊張や不安で汗をかくのか

精神性発汗はどうして起こるのか?

精神性発汗は精神的要因、トラウマなどが関係しています。

例えば、過去に汗をかいて誰かに傷つくことを言われたり、汗をかいて恥ずかしい思いをした事がある、汗をかいている自分は周りから変な目で見られているなど精神的な思い込みなどによって起こります。

精神性発汗は悪循環を招く要因があります。

どのようなことかと言うと、自分だけ汗をかいて人の目が気になり、「早く汗を止めなきゃ」、「汗をかいてるって思われたくない」と思えば思うほど、不安や緊張が増してさらに汗をかいてしまい悪循環となります。

このように精神性発汗には自分自身が感じている緊張や不安などメンタルな部分がが大きくかかわっています。

精神性発汗を改善するには自分自身が感じている不安や緊張を取り除くことが必要です。

緊張や不安を取り除く方法

緊張や不安を抱えていると体はストレスを受けます。

ストレスを受けると自律神経が高ぶり、その状態が続くと体の調子を崩したり、体に支障をきたすこともあります。

緊張や不安を感じることは、悪いことではありません。

人は緊張することによって、いつも以上の力を発揮します。

不安を感じることで、行動にブレーキをかけたり、行動自体を抑制できる効力があります。

ですが、常に緊張したり、不安を感じている状態はよくありません。

ですから、緊張や不安をリセットしたり和らげることが必要になります。

深呼吸をする

不安や緊張をしているときには、呼吸が浅くなっていて酸素が十分に取り入れられていない状態です。

酸素が不足している状態だと集中力の低下、記憶力の低下、不安の増幅などを招きます。

ですから、深呼吸によって呼吸を整えて、体に十分の量の酸素を取り込みます。

酸素が十分に取り込まれると、血流が良くなり硬くなった筋肉がほぐれて、リラックス効果が生まれます。

深呼吸のやり方

深呼吸ってどうやるの?と思った方もいるはずです。

私たちは生活の中で意識をして呼吸をしているわけではありません。

深呼吸は息を吸うことと、吐くことを意識して行う呼吸方法です。
腹式呼吸と呼ばれる方法で息を吸う際に「お腹のふくらみを意識します」

鼻でゆっくりと息を吸う 5秒程度(お腹のふくらみがわかるくらい )
すぐに息を吐かないで3秒ほど息を止める
口からゆっくりと息を吐く 10秒程度で(お腹のふくらみがなくなるくらい)

リラックスできるツボを押す

ツボとは簡単に説明すると東洋医学で言う経穴上にある「気の集まる場所」です。

この場所を刺激することによって、「気」「血」の流れが良くなり体に様々な効果がもたらされます。

緊張をほぐすツボ
「神門」

神門は自律神経を整えてくれるツボで自律神経は「交感神経」と「副交感神経」をコントロールする神経でこのツボを押すことで副交感神経を優位な状態にして不安を和らげる効果があります。

ツボの場所はちょうど手と手首の付け根で手首を返してしわになるところです。(小指の方)

あまり強く押さないのがポイントで痛くない程度に1回3秒~5秒程度を10回程度繰り返します。

「合谷」
万能のツボと呼ばれるツボで、
肩こりや頭痛、精神不安、便秘に効果があるといわれています。

手の甲を自分側に向けて、
人差し指と親指が交わる部分になります。

人差し指と親指の交わる部分(骨の)の人差し指側にあります。

ゆっくりと深呼吸をしながら、数秒押して下さい。