生活習慣病は病気のリスクだけではなく汗にも関係している

現代人が一番注意しなければならない「生活習慣病」は、普段の生活の不摂生によって、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を発症してしまうものです。

国は生活習慣を食習慣・運動習慣・喫煙・飲酒の4つに分類していて、いずれも偏った習慣を取ってしまうと病気に繋がってしまうと警鐘しています。

そんな生活習慣ですが、汗と関係ないでしょ!と思う方もいるかもしれませんが、生活習慣と汗には深い関係があります。

運動不足による汗腺の衰え

運動不足による病気のリスクは糖尿病・肥満・高脂血症・高血圧等が挙げられます。

汗との関係だけで言うと、運動不足によって汗をかく習慣がないと「汗腺が衰え」上手に汗をかくことができなくなります。

汗腺が衰え上手に汗をかくことができないと、全身で汗をかくことができなくなります。

体の一部分でしか汗をかくことができなくなってしまうと、一か所からかくの汗の量が増えてしまい、それが汗の悩みの原因にもなってしまいます。

汗腺も筋肉と同じで、定期的に鍛えなければ弱くなってしまいます。

なので、定期的に運動などで汗をかく習慣を作ることが必要です。

肥満と汗

食習慣の乱れによる、病気のリスクは糖尿病・肥満・高脂血症・高尿酸血症・循環器病等が挙げられます。

食習慣の乱れと汗の関係だけで言うと、肥満が原因の汗かきと香辛料の摂取による味覚性発汗、コーヒーなどに含まれるカフェインの過剰摂取による中枢神経系の刺激による発汗が考えられます。

肥満の人が必ずしも汗かきということはありませんが、太っている人は体内脂肪が多く、体温調整の時に脂肪が熱の排出をガードしてしまいます。

すると、体が上手く体温を下げることができず、体温を下げるため汗の量が多くなります。

だから体脂肪の多い人は汗をかきやすいのです。

肥満を予防すためには、まず1つ、バランスの良い食事をすることが大切です。

それから、自分の適量の食事カロリーを知ること、自分の適性体重を知ることです。

詳しくは厚生労働省・スマート・ライフ・プロジェクト ホームページで確認してください。

喫煙と汗

タバコを吸うことによる病気のリスクとして、がん・心筋梗塞・脳卒中・肺気腫等の直接、命に関わる病気になってしまうこともあります。

汗とタバコなんて全く関係ないでしょ!と思われがちですが、タバコには「ニコチン」という有害物質が含まれ、このニコチンは脳の神経を刺激し血管を収縮させて、心拍数の上昇をさせ一種の興奮状態になってしまいます。

それによって交感神経が刺激され発汗を促すと言われています。

飲酒と汗

適量のお酒は体に良いと言われていますが、飲み過ぎることによって病気のリスクにもなります。主に肝機能障害・肝硬変・脳萎縮・がん・うつ病・アルコール依存症等の病気にもつながります。

お酒を飲むと「アセドアルデヒド」という有害物質が発生して、このアセドアルデヒドを分解すると最終的に尿・汗・呼気となり体の外へ排出されるため、お酒を飲むと汗をかきやすくなってしまいます。

自分の汗が気になる人は

生活習慣病には病気のリスクはもちろんありますが、汗という点からみても一つ一つ深いつながりがあります。

自分の汗のかき方や汗の量、汗のニオイが気になる人は生活習慣を見直すと改善できるものかもしれません。