人は体温が上がれば汗をかきます。
汗をかく量は人によっても違いますし男女によっても違います。
汗をかきやすい人
日頃運動をしている人は汗をかくことが習慣化されているので、汗腺が鍛えられているため汗をかきやすくなっています。
逆に普段運動をしていない人は汗をかくことが少なく、汗腺が弱っているので汗をかきづらいです。
男女の差
発汗量については男女に差があることが大阪国際大学の研究によって明らかになっています。
どのような研究かというと、「大学陸上競技部の男女6名に対し、自転車運動を60分負荷して、全身発汗量、有効発汗量、発汗効率を算出する」研究です。
研究についてのPDFはこちら
ただし、研究結果にも書いてあるとおり、「男女での体格の差」にも汗の量が起因していると言っています。
体が大きい男性と比べると体積が小さい女性の方が全身の汗腺の数も少ないですし筋肉量も違います。
汗腺の数には個人差もあるため女性でも汗腺の数が多ければ汗をかきやすい人いますし男性でも小柄で汗腺の数も少なければ、女性よりも汗をかかない人だっています。
ただし、相対的にみると女性と比べて体格のいい男性の方が汗の量が多いことになります。
人がかく汗の量の限界
人がかく汗の量は一概に決めることはできませんが、人がかく汗の量には限界があるのか気になりますよね。
汗をかきやすい夏季の時期に室内ですごしていても1日で1L~2Lの汗をかきます。
スポーツなどの激しい運動をしていると、1時間で1L~2Lの汗がでるという研究結果もあります。
炎天下の中で激しい運動を数時間続けていると、1日に4L以上の汗をかくことになります。
汗の量の限界は「運動習慣のある人、ない人」、「体の大きい人、小さい人」、「筋肉量の多い人、少ない人」で違いがあります。
体内の水分が少なるとどうなる?
汗をかきすぎて体内の水分が少なくなると体はどのような状態になるのでしょう?
この話をする前にまずは人の体は60%が水分でできていることを知っておく必要があります。さらに、体内の水分量が減ってしまうと最悪死に至ることもあります。
水分が少なくなると体には様々な症状が出てきます。
脱水症と呼ばれる症状で水分量の減少が多くなるにつれて体に出る症状がひどくなり、体内の10%以上の水分が失われると失神、痙攣等の重度の脱水症の症状がでて、20%の水分が失われると死に至ります。