発汗とリラクゼーションの関係

緊張したり怖い思いをすると汗をかいてしまいます。それは交感神経が活発になり体温が上がることが原因で起こります。逆に好きな音楽を聴いてゆっくりしているときは副交感神経が優位になって、心拍数や血圧が安定してリラックス状態になり汗をかく状態にはなりません。

発汗とリラクゼーションには深い関係があるので、いくつかご紹介します。

リラックスしていると汗はかきづらい

リラックスによってストレスが軽減されると、副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると、体はリラックスした状態に入り、心拍数が下がり、血圧が安定し、過度な発汗も抑えられます。これは、体が交感神経の作用でもある「戦うか逃げるか」という反応を鎮め、リラックスした状態になるためです。

リラックス状態の体はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を減少させます。コルチゾールが減ることで、汗腺の過剰な働きが抑えられ、特に緊張性の汗(緊張や不安からくる汗)が減少します。

お化け屋敷に入ったときは汗をかいているのにお化け屋敷から出たら汗が引くのはこれが理由ですね。

リラクゼーションは個人差がある

人によってこの部分はすごく違いがあります。音楽を聴いても落ち着かなかったり読書や映画も人によってはストレスになることもあります。

なので、自分にあったリラックス方法を実践するのが一番です。

私はアロマが好きなので、落ち着きたいときは柑橘系のベルガモットの香りでリラックスしています。

汗を抑えるには適度なリラックスが効果的

リラクゼーションは、汗と深く関わっています。ストレスや緊張が汗をかきやすくする一方で、リラクゼーションはその反対に、体と心をリラックスさせ、汗を抑える効果があります。日常生活にリラクゼーションを取り入れることで、過剰な発汗を防ぎ、快適な生活を送る手助けになります。

自分にあったリラックス方法を見つけて嫌な汗を軽減させましょう。